■ 大強度陽子加速器計画月報6月号より       (2001/6) 

●リニアックのイオン源からDTLのCG
 イオン源、高周波4重極(RFQ)、ドリフトチューブ(DTL)のコンピュータグラフィックス。 DTL出口で陽子ビームは50MeVのエネルギーまで加速される。
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●50GeVシンクロトロン(PS)用試作電磁石
 50GeVPSのための実機と同じ大きさの試験用偏向電磁石および四極電磁石が製作された。 偏向電磁石は、長さ6.3m、重量32.5tである。同PSには、同型の偏向電磁石が96台使用される。
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 また、今回製作された試験用四極電磁石の長さは1.2mで、同PSに使用される6種類の長さの四極電磁石のうちで、もっとも短いものである。 四極電磁石は、現在、KEK−Bで開発されたコイル回転式磁場測定器により磁場測定を行っており、 偏向電磁石はNMR(核磁気共鳴)を用いた磁場測定の準備中である。
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●圧電素子駆動型材料試験機
 セラミックの圧電素子駆動型材料試験機を試作(特許)。 これは核破砕ターゲット容器材料試験用にスイスの陽子加速器で2年間照射した試験片の曲げ疲労試験を実施するために考案したもの。 圧電素子に電圧を加えて生じる体積膨張を利用したアクチュエータから得られる変位を、挺子の原理で増幅し、試験片に荷重を加えることが特徴。 10mm程度の超微小試験片に高周波数の荷重を精度良く加えることが可能となった。

圧電素子駆動型材料試験機試作機
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疲労試験用照射済み試験片
(東海ホットラボにて)

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