●中性子回折による応力測定WS |
中性子を用いた材料中の残留応力測定に関するWSが開催され、産業利用に関心を示す地元企業からの人を中心に約80名が参加し活発な議論が行われた。
原子炉中性子源や加速器パルス中性子源を利用した中性子回折法による材料内部の応力測定が、
基礎研究での利用に留まらず産業界においても有用な測定手段であることが改めて確認された。(先端基礎研究センターとの共催)
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●新型ヘリウム3中性子偏極装置の開発 |
ヘリウム3(He-3)原子核は、スピンに大きく依存した中性子共鳴吸収断面積を持つので、
スピン偏極させたHe-3 に中性子ビームを透過させれば、磁性研究にとって非常に重要な偏極中性子ビームを作ることができる。
偏極装置の性能はHe-3ガスを封入する容器(セル)内壁面の状態に大きく依存する。
KEK中性子科学研究施設では、セル内面に特殊なコーティングを施すことにより装置の高性能化を計る研究を進めている。
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●鉛ビスマス用酸素センサーの校正試験 |
核変換実験施設で使用する液体ターゲット材の鉛ビスマスによるビーム窓材等の腐食のコントロール、
ループの健全性確保の上で酸素濃度を測ることが重要となる。
今回、試作品を用いたガス中での酸素濃度の測定により、設定した酸素濃度が正確に測定できる見通しを得た。
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●土砂置場候補地の現地視察 |
当計画施設の建設は本年度から6年掛けてT期工事を終了させる予定であるが、
加速器トンネル工事等で発生する掘削土の仮置き場所の確保が必要となり、現在、関係箇所との調整を進めている。
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●陽子ビームライン・配管継手要素モデル試験装置 |
遠隔操作継手のマニピュレータによる操作性実証試験、継手本体のシール性能試験(真空〜0.75MPa )、
配管脱着のための配管伸縮機構の機能試験等を実施するための試験装置を製作し試験に着手した。
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●貴重植物保護対策委員会 |
自然保護の専門家として県内外で活動されている鈴木昌友(植物専門家)氏を委員長とし廣瀬氏(動物〃)、山口氏(鳥類〃)の同席で委員会を開催。
建設予定地の貴重植物分布調査結果の報告と現地調査が行われた。
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