●収束型スーパーミラーの開発 |
収束型スーパーミラーの開発では、直管型スーパーミラー導管と比べ中性子ビームのピーク強度で約4倍のゲインを得た。
本デバイスにより中性子ビームを収束して試料に照射することが可能となり、生物用単結晶回折計等の小さな試料を扱う装置に使用することで、
中性子ビームの有効利用が図られる。(原研中性子利用開発グループ)
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●「世界最高性能負水素イオン源」の開発でプレス発表 |
3日、文部科学省と県政記者クラブの2会場で、世界最高の大電流で高輝度のビーム性能を実現した負水素イオン源についてのプレス発表が行なわれた。
最大ビーム電流は72 mA (セシウム使用)、ビーム輝度は14.7 mA/ (mm・mrad)2と目標値の2倍以上の性能を有する。(関連記事は、月報9月号)
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●日本中性子科学会 第1回年会 |
今年4月、中性子研究連絡会が正式な学会となり、会員数511名の日本中性子科学会(藤井会長)がスタートした。
学会は中性子の発生やそれを利用した様々な分野のサイエンス等を包括するものである。
第1回年会が6日、7日に仙台市の情報産業プラザで、224名の参加者を得て成功裡に開催された。当計画に関わる報告、ポスター等も40件を越えるものだった 。
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●MEBTビーム試験 |
KEKにて建設途中の60MeV陽子リニアックにおいて、3MeV RFQ負水素ビームをMEBTへ入射させた所、わずかのチューニングにより、ピーク電流10mAをほぼ100%の透過率で通過させる事に成功した。
これにより、ほぼ期待通りのシステムが製作されている事を確認できた。今後ビームスタディを進める。
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●原子核・素粒子物理国際ワークショップ |
上記国際ワークショップが10日から12日にKEKで開催された。
全体セッションと4つの分科会が催され、国内外から約100名の参加者を得て、50-GeV PSを用いた物理研究や今後のスケジュールについて活発な議論が行われた。
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