■ 大強度陽子加速器計画月報2月号より       (2002/2) 

●972MHzクライストロン
 200MeV から400MeVまでの線形加速器の高周波源として使用される。 現在、初号機の 動作特性評価やパワー伝送系等の構成機器の試験評価を原研で実施している。
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●第1回利用者協議会
 2月8日、KEKにて開催。協議会は推進側から10名、利用者代表6名、有識者2名、産業界3名、外国2名(オーストラリアと韓国)の合計23名の委員で構成される。 運営タスクフォースの報告では外国機関の参加について等の質疑がなされた。
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●電磁石電力供給用コネクタの開発
 原子核素粒子実験施設のビームライン電磁石のメンテナンスは放射線場での作業となるため、自動化またはオンハンドで行う時に迅速、確実な脱着システムのコネクタが必要となる。 今回、電流接触子を環状に配列し、ワンタッチで電力供給系の脱着ができるコネクタを試作した。今後ビームラインモックアップを用いて試験を行う。(KEK原子核素粒子実験施設グループ)
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●鉛−ビスマス(Pb-Bi)ループ試験
 3000時間の高温試験後、装置の検査を実施。管路低温側に物質が析出することが分かり、精製用フィルター、溶融酸素濃度計測のサンプリング系等を取りつけた。 更に、Pb-Bi用酸素センサー等を組込み試験を再開する。(関連記事:H13年8、10月号)
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●欧州核破砕中性子源(ESS)計画
 最高責任者、Dr.Richter氏が来所。当計画、ESS計画の核破砕中性子源の開発に関した意見交換が行われた。ESS計画は2004年建設開始、2010年完成予定。 加速器は1.3GeVの10MWLinacと、2台の5MW蓄積リングで、予算は1800億円程度を見込んでいる。
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