■ 大強度陽子加速器計画月報11月号より       (2002/11) 

●中央制御棟建家建設工事を開始
 中央制御棟(建家面積約1300m2)の建家建設工事を中央地区で開始した。来春の竣工を予定している。
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●「加速器駆動による核変換研究の新たな展開」ワークショップ
 11月26日に東京虎ノ門においてWSを開催し原研における分離変換研究の現状報告を実施した。100名を越える参加者となった。 また、カリフォルニア大学バークレー校安俊弘準教授の講演「地層処分からの核変換技術の役割」では、処分場からの環境負荷低減のために分離変換技術が重要であることが報告された。
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●ハドロンビームライン中間報告書
 原子核素粒子実験施設グループハドロンビームラインサブグループでは、全体デザイン、メンテナンスシナリオ、クイックディスコネクト、熱の問題、放射線関係、設備関係、 モックアップなど多岐に亘るこれまでの検討結果を「同グループ中間報告書」(KEK Internal 2002-8)としてまとめた。 問合せ先:里嘉典氏(yoshinori.sato@kek.jp)

●サイエンスフロンティア21構想推進委員会
 SF21構想を具体化するため茨城県が設置したもので、11月21日にその第1回委員会が水戸市で開催された。 委員長は中井浩二東京理科大学教授。委員構成は産官学の有識者20名と、特別委員として周辺7市町村の行政機関関係者9名。 産業界との連携や地域の国際化等の検討等を行うため2つの小委員会の付置が決められた。3月末に県知事への答申をまとめる予定。

●新川仮設橋・道路等完成
 中央地区、南地区の加速器トンネル建設工事に伴い、最大時に50万m3以上の掘削土が発生するため東海研構外に仮置きを行う。 南地区からの搬出入のため新川仮設橋・工事用仮設道路工事等を終了し12月2日から使用が開始される。中央地区の施設建設予定地に保管しておいた松木の移殖作業を進めた。
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●東海研究所施設見学会
 11月16日に東海研究所の施設見学会が開催され、J-PARC関連では中性子実験施設の水銀ターゲットリモートハンドリング試験装置を使った遠隔操作の実体験、南地区施設建設予定地の自由散策を実施した。

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