●第1回J-PARC・MuSAC |
7日に第1回の委員会が開催された。委員会メンバーは、国内外の物質科学、ミュオン科学、加速器の専門家13名で構成され、委員長にカナダ・トライアムフ研究所副所長J.M. Poutissou氏が選出された。
施設建設の現状報告に続き、ミュオン科学実験施設建設計画及び実験プログラム等について活発な議論があり、世界的にもユニークな施設であるとの評価がなされた。
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●ニュートリノ振動実験用グラファイト(黒鉛)標的の除熱試験 |
J-PARCで発生させたニュートリノを岐阜県神岡町のスーパーカミオカンデで捕えるという壮大なニュートリノ振動実験において、陽子ビーム入射時のニュートリノ用黒鉛標的は20kWもの発熱に曝される。
今回、標的に1300アンペアの電流を流して実験中の発熱状態を模擬し、除熱として標的まわりに冷却水を流すことで除熱効果が十分なことが確認された。今後は、実機配置を想定した標的を試作し同様の除熱試験を行う予定。
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●3GeVシンクロトロン棟新築工事安全祈願祭 |
25日、建家施工JV主催の工事安全祈願祭が執り行われた。原研菊地管理部長他、建設部や施設側関係者が出席。
昨年6月のリニアック関連工事、今年1月の50GeVシンクロトロン建設工事に続く3つ目の加速器建設工事となる。今後は実験施設等の工事発注が進められる。
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●第2回放射線等安全検討委員会 |
濱田達二氏を委員長とする同委員会が26日に開催され、放射線安全に関する基本的考え方に関する議論が行われた。
また、インターロックと中性子用水銀標的に関する専門部会が立ち上げられた。
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●加速器精密アライメント用基準点 |
J-PARCの加速器とビーム輸送系、実験施設は広い敷地に建設される。加速器等の総延長は約5kmにもなり、電磁石や高周波加速空洞などの機器の設置、据付調整には高精度の位置基準情報が必要となる。
施設周辺の既存測量基準点6ケ所に加え、今回10ケ所の新規基準点設備を設置し、GPS測量などの最新の測地技術によって位置座標が設定された。これにより高い精度の加速器アライメントが可能となった。
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●ビームロスモニター意見交換会 |
20日、ロスモニターに関わる各施設担当者及び専門家を交えた意見交換会を開催した。
加速器運転や機器放射化の軽減に重要となるロスモニターについて、考え方、これまでのKEK-PSでの開発状況や実機の紹介、予定するロスモニター及びその開発状況等について活発な議論が行われた。
今後とも、関係者間の緊密な連系のもと開発、製作を進めていく。
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