平成28年8月1日J-PARCセンター
J-PARC物質・生命科学実験施設 (MLF) における今後の利用運転について
J-PARC物質・生命科学実験施設 (MLF) では、昨年11月に発生した中性子標的容器 (以下、標的容器) の不具合により一時利用運転を停止しましたが、予備の標的容器を使用して2月より利用運転を再開 (出力:200kW程度) し、現在まで安定したビーム供給をしています。
現在、J-PARCセンターでは、不具合の原因究明を継続するとともに、次期標的容器の構造等を不具合の対策を反映したものとするため、鋭意その設計、検査、製作の作業を進めております。この製作が完了次第、可能な限り早いメンテナンス期間中に次期標的容器を導入いたします。
また、次期標的容器の導入までの間、ビーム供給を継続しつつ現在使用している標的容器の健全性を保つ必要があるため、一定の低出力運転を行うことがありますことを予めお知らせいたします。
MLFにおける利用運転に関しては、今後も逐次情報発信に務めてまいります。今後ともご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
J-PARCセンター長 齊藤 直人
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