大強度陽子加速器施設
ものの重さの謎をさぐる
例えば、素粒子であるクォークには不思議な性質があります。陽子はアップクォーク2個と、ダウンクォーク1個が結合して作られています。
ばらばらのクォークは軽いのですが、結合して陽子などの「ハドロン」になると、なぜか重さ(質量)が100倍くらいになってしまうのです。1+1+1=100!? なぜそうなるのか、よく解っていません。
J-PARCの原子核素粒子研究では、この謎をさぐる研究が行われます。ものに重さのある理由が解き明かされるかもしれません。