MLF月間報告2017年06月

装置整備

BL21 ラジアルコリメータの整備・完成

J-PARCの高強度中性子線を生かす上で、バックグラウンドの低減が不可欠である。物性を理解する上で極低温・高温下といった様々な試料環境における実験が重要であるが、熱遮蔽や高真空保持ための真空容器などの構造体によりバックグラウンドが高くなる。こうした試料環境由来のバックグラウンドの軽減を目的として、JAEA 神原氏らの協力により、ラジアルコリメータ「NOVARC」を製作した。

図1 BL21用ラジアルコリメータ NAVARC

BL23

POLANOはコミッショニングを開始したことを先月報告した。真空槽の改修と真空試験を終了し、今月6月はいよいよビームを受けたコミッショニングを開始した。ビームプロファイルの観測や、POLANOに設置してあるPSDの調整を進めている。

図1:ビームシャッター開操作(J-PARCセンター横尾・東北大藤田)。

図2:IPによるビーム測定(資料位置の直前)。

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