ガス安全

詳細な取り扱いについてはこちらをご確認下さい。

高圧ガス

1MPa以上の高圧ガスに圧力を上げてのガスの使用、又は1MPa以上の高圧ガスを高圧ガスの状態で使用

高圧ガス保安法の適用を受けて、茨城県の許可が必要になります。 現在、MLFでは、BL21の「J-PARC高強度全散乱装置用水素吸蔵放出測定装置」が許可されていますが、他では使用できません。 あらかじめ装置責任者にご相談ください。

高圧ボンベガスの減圧使用

1MPa以上の高圧ガスのボンベを1MPa未満に減圧して使用することは「高圧ガスの消費」となり、上記の場合に該当せず、MLFでもこの形でよく使用されています。
使用に際しては、「高圧ガス保安法」の定める規定に従って下さい。

作業過程で生じる高圧ガス発生に対する注意

もともとは高圧ガスではなくても、以下のように、作業過程で高圧ガスが発生し、爆発等の危険が生じる可能性がありますので、予めこれを回避する措置をとって下さい。
ー低温実験における液体閉じ込めと昇温過程における高圧ガスの発生
ーガスフロー実験における排気口遮断により生じる高圧ガスの発生(耐圧構造をもたない配管の場合)

可燃性、毒性ガス

漏らさない対策

気密・耐圧検査、Heリーク検査
溶接構造
多重構造
点検(事前、実験中)等

漏れた場合の対策

漏洩検知器
インターロック(漏洩検知器に連動)(拡大防止)
防爆対策(電気機器、静電防止シート、静電防止作業着・靴)
防毒保護具

廃棄

許容濃度以下で安全な排気ができるようにする。
(例えば、可燃性ガスの場合は爆発下限界以下、毒性ガスの場合は許容濃度(じょ限量)以下、等)

その他

実験上問題がなければ、許容濃度以下で使用することでリスクを下げることができます。

放射化する可能性のあるガス

Xeや3He, Ar等、中性子ビームの照射により放射化する可能性のあるガスについては、これに中性子ビームを照射する実験をする場合、放射化ガスが外部に拡散しない措置がとられているかをMLF施設側で確認いたします。

持ち込む場合

使用希望のガスがMLF施設内にない等の理由で、利用者がガスを持ち込む場合は、利用者支援システムhttps://jrs.j-parc.jp/usjparc/ui/から実験機器持ち込み・使用届をご提出下さい。