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●ニュートリノ前置検出器用電磁石の設置(T2K-ND280) |
東海村から岐阜県神岡町に向けて飛ばすミューニュートリノの振動実験(T2K)のためCERN(欧州合同原子核研究機構)から譲渡されたND-280電磁石の大物構造体であるヨーク及びコイル、総重量約930tonの設置を6月中旬に完了した。
装置はモニター棟ピット地下23mの機器設置フロアに据付けられ、今後、測定器などの取り付けが行われる。
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●施設建設状況 |
(1) | 加速器関連 |
6月11日から3週間の加速器調整運転を再開。リニアック、3GeV・50GeVシンクロトロンのビーム調整運転、物質・生命科学実験施設はビーム入射による中性子源特性測定を実施。 |
(2) | 実験施設関連 |
物質・生命科学実験施設は、中性子ビームライン、ミュオン2次ビームラインの整備を継続実施。原子核素粒子実験施設は、チムニー電磁石組立て、2次ビームラインを整備中。ニュートリノ実験施設は、ターゲットステーション建家やπ中間子崩壊領域実験施設の地下部工事、ニュートリノモニター棟では前置検出用電磁石の組立て据付を実施した。 |
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●第7回産学官連携推進会議 |
平成20年6月13〜15日、国立京都国際会館において約4200名の参加のもと第7回産学官連携推進会議が開催された。J-PARCではパネルや模型により施設や建設進捗状況、中性子の産業利用事例などを紹介した。また、中性子イメージング・分析研究グループの瀬川研究員が若手研究員の発表コーナーで、「中性子が拓く新技術」と題して「3D-非破壊元素分析システム」について紹介した。
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●50GeVシンクロトロン(MR)運転時検査 |
平成20年6月19日、国の安全審査となるMR運転時検査を(財)原子力安全技術センターが代行して実施した。検査では、加速器運転中の放射線管理区域境界、加速器トンネルの盛土表面、周辺監視区域境界などにおける放射線レベルの測定が行われ、何れにおいてもバックグラウンド以下であることが確認され検査は合格となった。
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