■ J-PARC News 第53号より       (2009/8) 
●第3電磁ホーンの据付け終了(ニュートリノターゲットステーション棟)
  8月6日、ニュートリノターゲットステーションの二次ビームラインにπ中間子収束用の3台目の電磁ホーン据付けが行われた。これで主要機器の設置はほぼ完了し、今年10月からビーム調整、その後本格的なT2K実験を開始する予定である。

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●JーPARC施設公開
  8月1日(土)、JーPARC施設公開をJAEA東海研究開発センター施設公開と共催で実施した。JーPARCは加速器や実験施設など全6施設の公開が行われ、施設間の移動にはバスを配車し、約3,700名が施設を見学された。また同日夕方には、施設公開の様子がNHK総合テレビで放映された。

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●特集:JーPARCの実験装置について
< 中性子源特性試験装置(NOBORU) >物質・生命科学実験施設BL10
  BL10は、JーPARC中性子源の特性評価に加え、機器開発、中性子照射、放射化分析等、幅広い中性子利用の場を提供できる汎用型実験装置。特に中性子イメージング(透過画像撮影)に適した最大のビームサイズ(10cm四方)と、メートルサイズの装置を持ち込むことが可能な実験室空間を有するのが特徴。
(実験室「NOBORU」の愛称は、中性子源設計第一人者の渡辺昇氏の名前から付けられたもの)

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●高分解能型チョッパー分光器(BL12)大型真空散乱槽の搬入・据付け
  総重量約40tになる装置が、8月4日に常陸那珂港に陸揚げされ、8月5日に物質・生命科学実験施設第1実験ホールへ運び込まれた。

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●超伝導電磁石の調整
  ハドロン実験ホールK中間子実験ビームラインK1.8に設置した超伝導電磁石の冷却試験が進められている。

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●INGRID検出器(Interactive Neutrino GRID detector)
  前置ニュートリノ検出器のオンアクシス検出器となるINGRID検出器を、ニュートリノモニター棟地下2階に横並びに7台設置、また、地下3階フロアから地下1階フロアレベルまで縦方向に7台を設置した。

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●飛行軌跡検出器(TPC:Time Projection Chamber)
  ニュートリノとの相互作用によって作られるミュー粒子、及びπ中間子の運動量を測定する2種類の軌跡検出器(Tracker)の組立て調整がニュートリノ実験準備棟で実施されている。両検出器は、ファイングレイン検出器(FGD:Fine-Grained Detector)及び飛行軌跡検出器(TPC:Time Projection Chamber)と呼ばれ、UA1電磁石の内側に配置される。

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