●物質・生命科学実験施設 (MLF) 第2実験ホールにおける火災について |
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1月16日 (金) 15時01分頃、J-PARC物質・生命科学実験施設 第2実験ホールのミュオン実験エリアにおいて、新しいトランスを電磁石電源に追加し、通電試験を行ったところ、火災が発生しました。火は直ちに消し止められ、本事象での放射性物質による周辺環境への影響はありません。また、作業員や利用者、職員の放射線被ばくもありません。火災の原因は、新しいトランスを既設の電源に組み込む際の電気回路の設計に不備があったためと分かりました。今後はこのようなことが起こらないよう、対策を定め、再発防止に努めてまいります。皆様に大変なご心配をおかけしましたことを、お詫び申し上げます。 |
平成27年1月31日J-PARCセンター長 池田 裕二郎 |
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●3GeVシンクロトロンが1MW相当のビーム加速に成功 |
1月10日、J-PARCの第2段加速器である3GeVシンクロトロン (RCS) は、所期性能である1MW相当のパルスビームの加速に成功しました。さらに、加速した陽子ビームをロスすることなく出射することにも成功しました。今後さらにビーム試験を重ね、利用運転時の陽子ビーム強度を徐々に増加させて、1MWのビーム供給を目指すことにしています。 |
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JAEA原子力基礎工学研究センターの藤暢輔研究主幹らと首都大学東京 大学院理工学研究科の海老原充教授は、J-PARC物質・生命科学実験施設 (MLF) の中性子核反応測定装置「ANNRI」で、中性子を使った既存の2つの非破壊分析法 (即発ガンマ線分析※1と中性子共鳴吸収分析※2 を融合した新しい元素分析法を開発しました。この分析法により、これまで単独の手法では困難であった元素の分析が行えることを実証しました。非破壊分析法は、試料を壊さずに検査することができるため、放射性物質や小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰るサンプルなど、貴重な試料の分析にとても有効であり、さまざまな分野の研究の進展に貢献することが期待されます。 |
(H26/12/22、プレス発表) 【プレス発表記事】http://j-parc.jp/ja/topics/2014/Pulse141222.html |
※1即発ガンマ線分析…中性子ビームを試料に照射し、中性子が試料に吸収される際に放出されるガンマ線のエネルギーとその数を測定する元素分析手法 |
※2中性子共鳴吸収分析…原子核がある特定のエネルギー(元素に固有)の中性子を非常に良く吸収することを用いた元素分析手法 |
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J-PARCは、現在運転を停止しております。加速器運転については、定まり次第お知らせ致します。 |
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標記研究会が、J-PARCセンター主催、CROSS、KEK物構研、京都大学化学研究所、東京大学物性研究所、韓国中性子線利用懇談会、CKorJ-PARCなどの共催により、いばらき量子ビーム研究センターで開催されました。この研究会は、日韓両国の研究協力を視野に入れて中性子散乱実験装置および中性子利用研究について議論する国際研究会であり、2000年の韓国での第1回以来これまで毎年日本、韓国と交互に開催地を変え催されてきたものです。第14回となった今回は、韓国側から29名、日本側から50名 (日本に滞在する韓国人研究者も含む) が集まりました。初日の歓迎会を皮切りに、8日、池田裕二郎J-PARCセンター長の挨拶で本格的な研究会がスタートしました。口頭講演、ポスター講演は2日間行われ、合わせて56件の発表がありました。また、8日には、JRR-3、および物質・生命科学実験施設の見学も実施しました。同時に行われた主要関係者によるビジネスミーティングでは、CKorJ-PARCを活用した韓国側のJ-PARCの利用推進を含めた、今後の中性子分野における日韓協力を推進する具体的な方法について議論が行われました。次回は、2016年1月頃に韓国で開催される予定です。 |
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●SATテクノロジー・ショーケース2015 (1月21日) |
幅広い分野の研究者、技術者、企業・行政関係者が参加し、新たな出会いや情報交換などの場を提供することを目的とした標記イベントが、つくばサイエンス・アカデミー主催のもと、つくば国際会議場で開催されました。J-PARCセンターは、企画展示のコーナーで、模型、パネル、広報DVDを使って施設などの紹介を行いました。 |
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J-PARCを視察、見学された方の数は、統計調査開始の平成17年4月から平成19年8月の2年間で1万人を超え、そして、約10年となる昨年12月に5万人に到達しました。 |
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●外国人研究者のための華道体験教室 |
1月14日、原子力機構内の先端基礎研究交流棟ロビーを会場に、外国人研究者を対象とした華道体験教室が行われ、J-PARCユーザーや原子力機構に勤務する外国人研究者など8名が参加しました。JAEA華道クラブメンバーや、東海村国際センター華道班メンバーなどの手ほどきを受けながら、思い思いの花材を使い、個性あふれる生け花を完成させました。体験中、参加者からの質問は途切れることが無く、自分の作品が一つ完成すると、余った花材を使ってさらに作品を仕上げるなど、関心の高さが感じられました。全ての作品の完成後、生け花を前に記念撮影を行い、無事教室は終了しました。これらの作品は、原子力科学研究所の文化祭の一環として、15-16日の間、先端基礎交流棟のロビーに飾られ、職員などの目を楽しませました。 |
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