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2013A期実験中止と2013B 実験課題公募締切(7月8日)について

平成25年6月18日

MLF利用者の皆様

5月23日にJ-PARCハドロン実験施設において起きた放射性物質の漏えい事故により、 皆さまには大変なご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

J-PARCとしては、あってはならない事故であるとして、社会的かつ道義的責任を重く受け止めております。 失われた信頼を取り戻すために、もう一度原点に立ち返り、関係各省庁の指導のもと、 日本原子力研究開発機構、高エネルギー加速器研究機構と連携協力し、J-PARCセンター構成員と関係者一丸となって、 事故の原因究明と再発防止に取り組み、1日も早い信頼回復に努めていく所存です。

  現在J-PARCでは、事故の原因究明と安全総点検を実施し、再発防止策を策定することを最優先するため、 全施設の運転を停止しております。これに伴い7月末まで予定していたビーム供用は行わないことになりましたので、 2013A期に採択された中性子・ミュオン課題の7月末までの実施も見合わせることになりました。 MLF利用者の皆様にはたいへんご迷惑をおかけ致しますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 なお先般お知らせしましたように、2013B期の課題公募についても、〆切を本来の6月7日から延長しておりましたが、 新たな〆切日を7月8日(月)17:00といたしますので、ご応募くださるようお願いいたします。 中止となりました2013A期の課題の2013B期への先送り(carry over)は従来通り行いませんのでご了承下さい。

ただし、2013B期の供用運転が実施されるかどうかについては、今後の調査結果を踏まえ、当局、国民の皆様のご了解が得られてはじめて可能であることを申し添えます。


利用者の皆様のご理解とご協力を、よろしくお願いします。


MLFディビジョン長 新井正敏


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