MLFにおける実験では照射試料の放射化等に関して注意事項があります。十分に理解した上で実験を行って下さい。
直接的もしくは間接的にビームを照射した試料・器材等のMLF外(管理区域外)の持ち出しは、放射線管理担当課によるサーベイにより、放射化していないこと(バックグランドレベルであること)を確認する必要があります。
液体及び粉末試料セルの開封は、飛散を防ぐために、第3実験準備室で作業を行う必要があります。詳細については、装置担当者にお問い合わせ下さい。
なお、液体及び粉末試料を実験で使用する際には、飛散・漏洩しない措置を取る必要があるなど、取り扱いには制限がありますので、装置担当者にご相談下さい。
法令上の放射性同位元素に該当する放射性同位元素(RIとよぶ)は、国の事前許可が必要なため、許可を受けていないRIのMLFへの持込みは不可です。
RIを実験使用するために持ち込みたい場合は、実験予定の前年度からのMLFとの調整が必要です。あらかじめ装置担当者にご相談下さい。
他の施設で照射した試料・器材の持込みは、その施設で放射化していない(一般物)と確認された試料・器材を持ち込むことができます。
すなわち、その施設で、放射化している(放射化している物品や放射化物)と確認された試料・器材の持込みは、制限を受けます(持出ができない可能性もある)ので、事前に、装置担当者にご相談下さい。
核燃料物質に該当する試料等のMLFへの持込みは、国の許可を受けていないため、不可です。