ワークショップ「J-PARC核変換実験施設の多目的利用」
目的
J-PARCセンターでは、加速器駆動システム(ADS:Accelerator-driven System)や
高速炉を用いて放射性廃棄物の環境負荷を低減する「核変換技術」に関し、
基礎的な試験・実験を行う「核変換実験施設」の建設を計画しています。
この施設では、400MeV-250kWの陽子ビームを液体鉛ビスマス合金の核破砕ターゲットに導入し、
ADSに関する工学的な試験を行っていく予定です。
その際、核破砕ターゲットから放出される中性子とともに、
加速器からの陽子ビームを分岐して利用することで、
既存のJ-PARC施設には無いユニークな照射試験が可能になることが期待できます。
このため、多様な粒子照射実験を想定した実験ホールを有する施設概念を検討しています。
本ワークショップは、核変換実験施設に導入する陽子ビーム及び同施設の核破砕ターゲットから
発生する中性子を多目的に利用していく方策や、そのための施設・設備のあり方について、
これまでに提案された事例を紹介するとともに、幅広く議論を行っていくことを目的としています。
当日のご提案も歓迎致しますので、ぜひご参加ください。
開催日時・場所
平成25年3月18日(月)
TKPお茶の水カンファレンスセンター
カンファレンスルーム3C
東京都千代田区神田駿河台三丁目11-1
プログラム(敬称略)
13:30-13:35: 開会あいさつ 池田裕二郎(J-PARCセンター長)
13:35-13:45: 核変換技術研究について 大井川宏之(J-PARCセンター)
13:45-14:00: 核変換実験施設の概要 佐々敏信 (J-PARCセンター)
14:00-14:20: 活用事例(1) 基礎物理T 西尾勝久 (JAEA 先端基礎研究センター)
14:20-14:40: 活用事例(2) 基礎物理U 石山博恒 (KEK)
14:40-15:00: 活用事例(3) 医療RI製造 中井浩二 (阪大RCNP)
15:00-15:20: 活用事例(4) 産業利用 調整中
15:20-15:35: Coffee Break
15:35-16:55: 討論 量子ビームの多目的利用のニーズ
モデレータ: 山下了(東大)
パネラー: 事例紹介者、J-PARC
16:55-17:00: 閉会あいさつ 大井川宏之
17:00 閉会
参加について
参加費:無料
参加申込:お名前・ご所属・ご連絡先をe-mailまたはFaxにて下記お問合せ先にお送りください
お問合せ:日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター 佐々敏信
Tel:029-282-6948, Fax:029-282-5671, e-mail: sasa.toshinobu[at]jaea.go.jp
([at]を@マークに変えてください)