皆様、新年明けましておめでとうございます。2014年の年頭にあたり、ご挨拶申し上げます。 昨年5月のハドロン実験施設の放射性物質漏えい事故では、大変多くの方にご心配をおかけしたことお詫び申し上げます。この事故が社会に与えた影響は極めて大きく、J-PARCの安全への信頼を失った一大事と深刻に受け止め、J-PARCセンターは、JAEA、KEKの別なく構成員が一丸となって対応を進めてきました。また、多くのJ-PARCユーザーを始め、地元自治体、多くの関係者のご理解、ご協力をいただき、ようやく、昨年末までに本年の運転見通しを得ることができました。心から感謝いたします。 安全の機能を高めた新たな体制作りは、その緒に就いたばかりで、J-PARC再生のためには、まだ克服すべき多くの課題があります。まず、2月中旬からのMLF施設での利用運転再開、春からのニュートリノ実験施設での実験再開のための準備作業、そしてハドロン施設の安全強化のための改修作業を粛々とすすめています。 再生J-PARCにむけ、ユーザーの皆様に安全な実験環境と世界に誇る装置性能を提供するために、これからも、構成員一丸で、一歩一歩着実に進んでいく所存です。今後とも皆様のご支援とご協力をお願いいたします。 |