MRメインリングシンクロトロン

J-PARC主リングシンクロトロン（通称MR）は、地下10ｍのトンネルに建設された1周1567.5mの円形加速器です。MRでは、RCSから0.04秒毎に4回に分けて、入射蓄積される陽子ビームを約1.5秒かけて光速の97.1% (3 GeV＝30億電子ボルト)から99.95% (30 GeV)まで加速し、2.48秒もしくは5.20秒の周期で、パルス当たり陽子の数にして最大270兆個（世界記録）の大強度陽子ビームをニュートリノ実験施設やハドロン実験施設に届けます。実験施設ではこの大強度陽子ビームから生成される大量の2次粒子を活用したCP対称性の破れの解明や物質の根源を探求する研究が進んでいます。
MRは、全周に大小300台を越える電磁石、高周波加速装置、ビームを入射／出射するための特殊な電磁石、数百を越えるモニター観測機器で構成されています。我々は、これら加速器を構成する機器を高精度に再現性良く制御することで反発し合う陽子を大強度ビームにまとめ上げ、ロスの無い、安定な加速器運転を実現しています。

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研究者による施設紹介

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  • MRシンクロトロン概要

  • ビームトランスポート（3-50BT）

  • ビーム入出射

  • 電磁石

  • ビーム遅い取り出し

  • 高周波加速システム（ＲＦ）

  • 真空システム

  • ビームモニタ

  • 加速器制御

  • コミッショニング 入門編

  • コミッショニング 実践編

  • MRアップグレード計画