RCS3GeV 陽子シンクロトロン RCS (Rapid-Cycling Synchrotron)
3GeVシンクロトロンは3つあるJ-PARCの加速器のうち中心に位置しており、上流のリニアックから受け取った陽子ビームを3 ギガエレクトロンボルト(3 GeV)まで加速し、下流の物質生命科学実験施設と主リングシンクロトロンに供給しています。3GeVシンクロトロンは一周およそ350mの大きさで、陽子ビームはおよそ1/1,000,000秒(1マイクロ秒)で加速器を一周します。加速器を一周する際、高周波加速空胴を通る毎に少しずつエネルギーを上げて、最終的に3 GeVまで加速します。3 GeVシンクロトロンはビームの加速と取出しを1秒間に25回という早い繰り返しで行うことから、早い繰り返しのシンクロトロンの英語訳、Rapid Cycling Synchrotronの頭文字をとって通称としてRCSとも呼んでいます。
3GeVシンクロトロンの特徴は、1 MWという大強度のビームを出すことで、そのために加速器を構成する機器には様々な工夫を凝らしています。それら機器についても紹介していますので、ぜひご覧ください。
研究者による施設紹介
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