中性子ビームライン紹介
※ BL06,BL07,BL13,BL16〜BL21の紹介は随時更新
(SPICA:Special environment neutron powder diffractometer)
- 特殊環境中性子回折装置 (J-PARC News 81号/2011年12月)
- 地球温暖化対策としてCO2排出削減の取組みが進められているが、その有効な手段の一つとしてガソリン車などに代わる電気自動車の開発が挙げられる。それら電気自動車の実用化に向けては、搭載するリチウム電池の小型化・高性能化が大きなカギとなっている。また、自動車は極寒冷地や灼熱の砂漠など様々な環境下で使用するため、自動車用蓄電池にはどの様な状況でも常に安定した性能を発揮することも求められている。
J-PARC/BL09「SPICA」では、特殊な環境条件を再現してその環境下で起こる電池内部のLiイオンなどの電気化学反応と、電極材料の構造変化の相関を解明することができる。特に in situ (その場) 測定に重点をおいており、電池材料の構造変化などを詳しく調べることで、自動車用蓄電池の高性能化、実用化に向けた研究の進展などが期待されている。 (本研究は、NEDO (独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構) 革新型蓄電池先端科学基礎研究事業 (RISING事業) の一環)
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