中性子ビームライン紹介
※ BL06,BL07,BL13,BL16〜BL21の紹介は随時更新
(PLANET:High-Pressure Neutron Diffractometer)
- 超高圧中性子回折装置 (J-PARC News 61号/2010年4月)
- 鉱物、マグマ等の地球深部の物質は最大で数十万気圧の力を受け、数千度の高温状態にある。そのような物質中に含まれる水 (H2O) やOH基の地球の動的挙動に果たす役割を、水素をよく見ることができる中性子を利用して調べることで、地震波速度への水の影響、火山噴火過程の理解、高圧下での高密度液体の振る舞いに関する新発見などが期待される。平成22年度内に装置を完成させ次年度から実験開始が予定されている。
本研究は、文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究として進められている。研究期間は平成20~24年度の5年間を予定している。
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- 超高圧中性子回折装置 (J-PARC News 85号/2012年4月)
- J-PARCでは、既存の研究施設よりも約2桁強力な中性子ビームを得ることができるため、微少な体積しかない試料でも測定が可能になる。建設中の超高圧中性子回折装置「PLANET」は、30万気圧という超高圧力で圧縮された微少な試料の測定が可能になり、地球深部と同じような高温高圧状態の環境下での鉱物やマグマなどの物性、それらへの水素結合の影響、水の構造変化などが観察できる。また、これまで予想していなかった新しい物性が発現する可能性もあり、高圧物性科学研究に新しい展開をもたらす研究施設として期待されている。本研究は、文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究として進められている。
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