MLF物質・生命科学実験施設
物質・生命科学実験施設、MLFは、世界最高クラスの大強度陽子加速器が作り出す陽子ビームを利用して、世界最強のパルス中性子とパルスミュオンを作り出し、これらを用いて物質と生命の科学研究を推進することを目的とした施設です。物質を構成する原子の構造、つまり並び方とその運動を知ることで、その機能の根源を理解し、物質と生命の謎を明らかにする研究を行っています。
研究者による施設紹介
Galleryギャラリー
MLF鳥瞰図
BL03、BL20は、茨城県のビームラインです。茨城県のビームラインについて詳しくみる
Video Gallery動画ギャラリー
-
BL01四季
-
BL02DNA
-
BL03iBIX
-
BL05NOP
-
BL11PLANET
-
BL15大観
-
BL17写楽
-
BL18SENJU
-
BL20iMATERIA
-
BL22RADEN
-
ミュオン科学研究施設
List of Facilities施設一覧
-
リニアック
J-PARC加速器の始まりとなる直線型加速器。負水素イオンを作り出すイオン源と4種類の加速器(RFQ、DTL、SDTL、ACS)を用いて負水素イオンを光速の70%まで加速する。
-
RCS
加速器の2段目となる円形加速器。陽子はこの加速器で光速の97%まで加速され、MLFとMRに向かう。
-
MR
加速器の3段目となる巨大な円形加速器。陽子は光速の99.95%まで加速され、ニュートリノ実験施設、ハドロン実験施設に送られる。
-
物質・生命科学実験施設 MLF
世界最高強度の陽子ビームで作り出される中性子ビームとミュオンビームを利用して、基礎科学から応用研究まで幅広い分野の研究を行っている。現在、21本の中性子ビームラインと4本のミュオンビームラインが稼働中だ。
-
ニュートリノ
J-PARCで作り出した大量の人工ニュートリノを295km離れた岐阜県飛騨市神岡町にある「スーパーカミオカンデ」に打ち込む。このT2K実験で、粒子・反粒子の性質に違いがある(CP対称性が破れている)現象の謎に迫る。
-
ハドロン
物質を構成する究極の要素が何かを極微のスケールで探求する。大強度の陽子ビームを使って原子核反応や素粒子崩壊など様々な実験を行っている。
-
核変換
加速器により高レベル放射性廃棄物を減らす核変換技術の研究開発を行う実験施設建設に向けて、液体重金属標的に関する技術開発を行っている。