トピックス

2025.01.08

2025年1月6日、香川高等専門学校 高松キャンパスにて「J-PARC出張講座 (授業)」を実施しました

◆◇◆ 2025年1月6日、香川高等専門学校 高松キャンパス~ ◆◇◆

  香川高等専門学校 高松キャンパス(以下、高専)において、4年生約100名を対象に、「ミクロの世界を見る加速器の仕組み ~素粒子現象から巨大構造物まで透視するミューオン加速技術~」と題する講演を、加速器ディビジョンの大谷 将士氏が行いました。
  講演では、まず加速器の原理について説明した後、医療応用などの加速器の利用例を紹介しました。次に、古代ピラミッドの秘密の空間の発見や火山内部の透視に利用されている素粒子ミューオンについて取り上げ、J-PARCで人工的に大量生成されたミューオンを用いた研究や、最新の技術開発・研究の展開について説明しました。講義の冒頭では、大谷氏が監修した研究とポップカルチャーの融合を目指すクリエイティブレーベルAcademimicによる楽曲「アトカタ」および「モットハヤク」も紹介しました。また、講義の最後には、高専で行っている加速器製作の取り組みにも触れ、高専で学ぶ専門知識や技術が、加速器をはじめとする社会に役立つ装置の開発にどのように貢献しているか、高専出身である大谷が自身の実体験を踏まえて説明しました。受講後のアンケートでは、「宇宙と加速器の関係についてもっと聞きたかった」などのコメントが寄せられ、加速器を用いた研究内容に興味を持っていただけた様子が伺えました。

 

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  J-PARCでは、大強度陽子加速器、素粒子・原子核物理学、物質・生命科学研究等のトピックスについて、文・理系問わずご希望に応じ、講師を派遣しています。また、オンラインでの講義 (授業) や実験教室なども受け付けています。お気軽にご相談ください。

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