12月3日~5日に東京ビッグサイトで開催された「真空展」に参加
真空展(VACUUM真空展)は、日本最大級の真空機器・真空装置の総合展示会です。真空技術に関する最新の製品や技術が一堂に会し、関連する企業や研究者が集まるイベントです。
今回J-PARCの真空技術から派生したゲッターコーティング技術を活用した、真空中サンプルトランスファーケースや、ゲッターシートを(共同研究企業と)展示しました。この技術は真空部材の表面にゲッター材量をコーティングすることで、従来ポンプなしで超高真空が維持できるというものです。
会場では、主に真空メーカーや超高真空を必要とする装置メーカーのかたから、性能についての技術的な質問や、どのようにして入手できるのかという問い合わせなどがありました。今後、半導体、フュージョン、量子コンピューターなど消費電力を抑えたうえで、安定した超高真空が重要となる分野に活用される可能性の手ごたえを得ました。
