専門用語集 【 ま行 】

用語解説

【 あ 】  【 か 】  【 さ 】  【 た 】  【 な 】  【 は 】  【 ま 】  【 や 】  【 ら 】  【 わ 】

  

用語の後ろについている分類は、それぞれ

(※加):加速器研究及び施設
(※物):物質・生命科学研究及び施設
(※素):素粒子・原子核研究及び施設
(※換):核変換研究及び施設
(※他):その他の関連用語
を表す。

  

【 ま 】

  

  • マイナーアクチニド (※換)

 原子番号89のアクチニクムから103のローレンシウムまでのアクチノイド元素のうち、アクチニウムを除いた元素群をアクチニドと呼ぶ。使用済核燃料の中に生成するアクチニド元素のうち、生成量の比較的多いプルトニウムを除いた、生成量の比較的少ない元素である。ネプツニウム、アメリシウム、キュリウムなどが含まれ、いずれも放射性核種である。

  • マイクロマシン (※物)

 微細で複雑な作業を行うために大きさ数μm以下の高度な機能・要素から構成された微小な機械。患者の肉体的苦痛の少ない、高度で精緻な医療技術を必要とする医療福祉分野で、微細かつ複雑な作業ができるマイクロマシンの必要性が高まっている。

  

【 み 】

  

  • ミュオンスピン緩和回転法left格好 (μSR) (※物)

 加速器からビームとして取り出されたミュオンは小さな磁石で磁石の向きがビーム方向にほぼそろっています。試料に注入されたミュオンは、まわりの磁場を感じ、スピンの向きが変化します。ミュオンは、崩壊する瞬間に向いていたスピンの方向に陽電子または電子を放出します。これを検出器で捉えることで、ミュオンスピンの変化を調べ、物質内部の微小な核磁場の揺らぎや磁気的状態を調べる方法をミュオンスピン回転緩和法と呼びます。

 ※ 2022/7/7公開のプレスリリース文を引用。

  • ミュオン (※物、※素)

 ミュー粒子とも呼ばれる。電子と同じくレプトンの一種で電荷とともに磁気能率を持つが、質量は電子のおおよそ200倍である105.7MeVである。高エネルギー陽子が標的核と反応を起こして発生するπ中間子(パイオン)の崩壊によって生成される。磁気能率を持つことや軽い陽子として振舞うことを利用して、物質の磁気的な性質や拡散現象の研究などに利用されている。

  • ミューニュートリノ (※素)

 π中間子か崩壊するとミュオン(前述ミュオン参照)と共にニュートリノが生成する。このニュートリノをミューニュートリノ(ニュートリノ参照)という。

  

【 む 】

  

【 め 】

  

  • メタンハイドレート (※物)

 メタンガスが水分子の作る結晶格子の中に閉じこめられたシャーベット状の水和物。おもに大陸斜面の海底下200~450m程度の深さにあるが、海域によっては海底上に露出する。日本周辺を含めて莫大な埋蔵量が見込まれ、エネルギー資源として期待される。

  

【 も 】

  

  • モデレータ(※物)

 核破砕中性子源や原子炉中性子源で発生したばかりの中性子は、エネルギーが高く(スピードが速く)、物質を透過する能力は高いが、原子核などとの反応を起こしたり調べたりする利用実験には、多くの場合適さない。これらの高エネルギー中性子(温度換算で数百億℃)をマイナス250℃程度の実験に適した温度にまで冷やすための機器がモデレータ(減速材)である。

 J-PARCの核破砕中性子源では、モデレータ材料として極低温水素を利用している。