P君日記 2013年1月～3月｜大強度陽子加速器施設J-PARC「キッズ・一般向け」

3月26日 (火) ～27日 (水) の2日間に、アトムツーリズム・東海村サイエンスツアーによる「J-PARC施設見学」が行われました。関東近郊埼玉県からのお客様です。春休み新学期を前にした子供達の姿もありました。

なかでも大反響だったのは、実験タイムでの実演です。身近な物を利用して静電気を発生させ、物にさわらずに動かす魔法を披露して、加速器が働く原理を勉強していただきました。
皆さん終始和やかな雰囲気のなかでの見学や実演でした。

スタッフ一同も皆さんの反響に大満足！
今後も、実験コーナーを通してわかりやすく・楽しく科学を学んでいただけるよう、バージョンアップされた実験グッズが更に誕生することでしょう。次は何が登場するのかな？

J-PARCでは利用運転が順調に行われているなか、リニアックにおいて、震災による建物内の床の陥没、建物廻りおよび周辺の道路の陥没部分が、やっと復旧されました。写真㊦㊨が震災当時の写真です。道路が大きく陥没していましたが、写真㊦㊧のようになりました。震災から約2年ぶりに開通となりました。

MLFにおいては、建物内にある全8カ所の避難ドアには窓ガラスが取り付けられました。また、津波発生時に外から直接屋上に昇れることができるよう、非常階段の設置工事が進められています。

2月3日に、「村松大神宮・村松虚空蔵尊」において、東海村環境協会主催の「節分会」が行われました。今年は、日曜日と重なったことから、たくさんの村の子供たちが参加され、J-PARCでは、ニュートリノ研究者である外国人研究者が子供たちとともに、豆をまき邪気払いと一年の健康を祈りました。

かみしも姿の外国人研究者は、本殿前の舞台から升を手に並び「福は内・鬼は外」と、大きなかけ声とともに福豆などをまき、日本の伝統行事への参加を楽しまれました。福を願う素晴らしい貴重な体験となった1日でした。

皆さんにとっても幸多き1年でありますように。

1月22日に、第12回目となる「SATテクノロジー・ショーケース2013」が、つくば国際会議場にて行われました。ショーケースは、研究者や、技術者が最新の研究成果、アイデア、技術を持ち寄り、交流するイベントです。みんなの投票で、分かりやすく印象に残った発表を決めるコンテストもありました。

J-PARCでは、今年もまた企画展示ブースを開設し、パネルや映像、模型などを使って、J-PARCとはどんな研究施設なのかPRしました。また、J-PARCで生れた最新の研究成果なども紹介しました。多くの方々にお越しいただき、ありがとうございました。

皆さん！どこかの会場でJ-PARCのブースを見かけましたら、お気軽にお立ち寄りください。

謹んで新年のお慶びをもうしあげます。今年が皆様にとりまして良い年でありますように、心からお祈り申し上げます。引き続きJ-PARCセンターをどうぞよろしくお願いいたします。