●反ミューニュートリノ消失現象に関する初めての測定結果を発表 (5月18日) |
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T2K (Tokai to Kamioka) 実験グループは、高エネルギー加速器研究機構 (KEK) で開催された物理セミナーで、反ミューニュートリノ消失現象に関する初めての測定結果を発表しました。T2K実験は、昨年5月から今年5月末まで、反ミューニュートリノビームモードで運転を行い、3月までに取得したデータで反ミューニュートリノ消失モードの振動解析を行ったところ、反ニュートリノ振動確率のパラメーターsin2θ23 において世界最高精度を達成したこと、ニュートリノと反ニュートリノの振動パラメータは誤差の範囲で一致していたことが分かりました。これらの成果は、6月1日〜6日、東海村で開催されたT2Kコラボレーションミーティングにおいても報告されました。会議には、200名 (海外から約160名) 近いT2K実験関係者が参加し、最新のデータ解析結果の報告の他、今後の解析の進め方やビーム運転の方針などについて、活発な意見交換が行われました。 |
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●超伝導特性の劣化解明に工学材料回折装置「TAKUMI」が活躍 |
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●物質情報3次元可視化装置「RADEN」に関する第2回IAC開催 (6月4日) |
MLFのBL22「RADEN」に関わる国際諮問委員会 (IAC) が、いばらき量子ビーム研究センターで開催され、スイス・ポールシェラー研究所のE. Lehmann博士を委員長とする国内外6名の委員が出席して、「RADEN」の設計、運営についての審議が行われました。短い建設期間でのビームライン整備、「RADEN」利用などのプロジェクトの立上げについて高い評価を頂きました。一方、X線との協奏的利用や中性子フラックスなどについて、今後に向けた意見も頂きました。 |
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(1) 物質・生命科学実験施設 (MLF) では、中性子ビームラインの増設工事として、BL06中性子共鳴スピンエコー装置群「VIN ROSE」などの建設を進めています。また同施設内の、ミュオン実験エリアでは、第1実験ホールでSラインなどの整備を実施しています。 |
(2) 低温セクションでは、MLFミュオン実験施設に設置予定の超伝導MRI電磁石クエンチ試験で、ヘリウムガス緊急放出系作動についての安全確認を実施しました。 |
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●Workshop on NEUtron WAVElength-dependent imaging-7 (5月31日〜6月3日) |
中性子波長依存型イメージングの技術、応用等を議論する国際会議を、茨城県民文化センター分館 (水戸市) で開催し、55名 (海外から25名) の参加がありました。J-PARCの状況、海外の中性子実験施設と装置の報告、測定手法、関連機器、ソフトウェア、応用研究などの発表が行われ、有意義な会議となりました。J-PARCのMLFに新しく建設されたBL22「RADEN」については、特に将来が楽しみな装置との評価を頂きました。最終日には、J-PARCを訪れ中性子実験装置の見学も行いました。 |
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●J-PARCユーザーとの交流 「茶道体験教室」 (6月5日) |
J-PARCなどで進む2Kニュートリノ実験は、11ケ国が参加する国際共同実験です。そのコラボレーションミーティングが6月上旬に東海村で開催され、約160名の大勢の外国人研究者が訪れました。また、これら研究者との文化交流を図ることを目的として、5日にKEK東海ドミトリーにおいて、東海村国際センターの協力を得て、茶道体験教室を開催しました。海外からの研究者15名も参加し、初のお点前にやや緊張しながらも、日本の茶道文化を楽しんでいる様子でした。 |
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●季刊誌「J-PARC」の創刊準備号 (2015夏号) を発行 (6月中旬) |
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6月 2日 生方寛昭 文部科学省 研究開発局原子力課総括係長 6月 18日 吉居真吾 文部科学省 研究振興局基礎研究振興課 素粒子・原子核研究推進室 加速器科学専門官 6月 22日 尾身幸次 STSフォーラム理事長 |
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