■ J-PARC News 第45号より       (2008/12) 
●中性子・ミュオンビームの利用が開始
 12月23日から物質・生命科学実験施設で研究施設の利用が開始された。まず、中性子ビームライン7本(うち、課題公募利用は6本)及びミュオンビームライン1本について利用が始まった。当日はNHKの取材もあった。

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●物質・生命科学実験施設 いばらき量子ビーム研究センター 東海村研究交流プラザ 利用開始合同記念式典
 12月16日に「いばらき量子ビーム研究センター」にて、橋本昌茨城県知事、村上達也東海村長をはじめとする関係者、J-PARC国際アドバイザリー委員会委員長のオーストラリア国立大学ホワイト教授など約250名が参加して式典が行われた。
 
  
 <国会議員等のご出席者>  <学界からのご出席者>
  稲葉大和 衆議院議員   二宮正雄 物理学会会長(京大教授)
  梶山弘志 衆議院議員   竹中章郎 結晶学会会長(東工大教授)
  山下栄一 参議院議員   山田和芳 中性子科学会会長(東北大教授)
  岡田 広 参議院議員   西田信彦 中間子科学会会長(東工大教授)
  郡司 彰 参議院議員   伊達宗行 阪大名誉教授
  坂田東一 文部科学審議官   ホワイト オーストラリア国立大学教授
  桜井富夫 茨城県議会議長   キム 韓国先端科学技術研究所教授
  庄山悦彦 日立会長   フェン 中国科学院物理研究所副所長
              リー 台湾国立中央大学中性子利用センター長

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●JーPARCユーザーズオフィス移転
 利用者の窓口となるユーザーズオフィスが12月中旬、いばらき量子ビーム研究センター内に移転(電話029-284-3398、j-uo@ml.j-parc.jp)、17日にはJーPARC展示コーナーがオープンした。

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●施設建設状況
(1) 加速器関連
  リニアック、3GeVシンクロトロンはビーム調整試験を継続、物質・生命科学実験施設へのビーム運転を開始。50GeVシンクロトロンは電磁石総合調整試験を実施、ビームの加速試験を開始。
(2) 実験施設関連
 物質・生命科学実験施設は、ビームラインの調整試験、整備を継続実施。原子核素粒子実験施設は、K1.8ビームライン等の電磁石通電試験、鉄・コンクリート遮蔽体の搬入・設置等を実施。ニュートリノ実験施設は、ターゲットステーション棟大型ヘリウム容器周辺での冷却設備の整備、前置検出器棟脇の実験準備棟の建設を継続。

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●装置製作状況
 ニュートリノ実験施設では、ターゲットステーションで電磁ホーンとその吊下治具との組上げ、大型ヘリウム容器への設置モックアップ試験、ディケイボリューム内での磁場測定を実施。また、ニュートリノ前置検出器に使用される粒子2次元検出パネル(有感部が縦横1m)240枚の組立てが完成、今後モジュールに組み上げられる。

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●50GeVシンクロトロン施設等、運転前検査に合格
 平成20年12月1日に50GeVシンクロトロン等の運転前検査を(財)原子力安全技術センターが国に代行して実施した。当日は、午前中に検査要領の確認等が行われ、その後、各施設について標識、排気排水設備、インターロック等の確認が行われ、合格となった。

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●「おはよう茨城」でJーPARC紹介
 毎週日曜日の朝6時15分から首都圏で茨城県広報番組「おはよう茨城」(フジテレビ)が放映されているが、平成21年1月11日には橋本茨城県知事と茨城県出身の女優羽田美智子さんとの対談の中で、JーPARCが紹介される。

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