■ 大強度陽子加速器計画月報8月号より       (2001/8) 

●中性子施設研究会
 KEKを会場に中性子施設研究会が開催され、国内中性子利用研究者など約150名が参加した。 当計画施設が建設段階に移ったことでプロジェクトチームのこれまでの活動総括報告と、 今後の中性子ビームラインに設置する装置の選定方針等が議論された。

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●大強度陽子加速器技術フォーラム
 地元のひたちなかテクノセンターと日立地区産業支援センターの主催で大強度陽子加速器技術フォーラムが開催された。 民間企業等から約170名の出席があり、中性子利用の紹介と意見交換等を行うことが出来、 今後の相互発展の足掛りを感じさせるものとなった。
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●50GeVシンクロトロン(PS)用試作真空チェンバー
 50GeVPS偏向電磁石用SUS316L製真空チェンバーの試作機が製作された。全長は6.3mで曲げ角3.75度に対応する曲率がつけられている。 磁極挿入部の断面は横幅133mm、高さ104mmのレーストラック形状となっている。両端には、レーストラックを円に形状変換する場所が設けられている。 測定された製作誤差、真空引きによるたわみは、いずれも許容範囲内にあることが確認された。
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●大口径セラミックビームダクトの真円度・真直度計測機の開発
 3GeVシンクロトロンでは、渦電流による磁場歪みや発熱等の問題を避けるため、電磁石部に円筒状のアルミナセラミック製ビームダクトを採用する。 実機用の長尺ダクト実現に向け、短尺ダクトの金属接合時の接合面積確保、軸ズレ極小化を計るべく、大口径ダクト断面の真円度と円筒軸真直度を測定する 計測機及びデータ解析ソフトを開発した。
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●鉛ービスマスループ試験、3100時間到達
 核変換実験施設の開発試験を実施中。長寿命核種の毒性低減化のため、加速器利用の基本技術確立を狙う。 施設の年間運転時間である数千時間/年を目標に、1月末から開始した鉛ービスマスの高温循環試験が3100時間に到達。 鋼材試験部を取り外し、流動面を検査中。

●広報用の新パンフレットが完成
 当計画を一般の方にも理解してもらえるよう更に内容を充実させたパンフレットを発行した。 詳細は、こちら[JPG / WORD]をご覧下さい。
* パンフレットご希望の方は下記まで、ご連絡下さい。

〒319-1195
茨城県那珂郡東海村白方白根2-4
日本原子力研究所
東海研究所 中性子科学研究センター
TEL 029-282-6702
FAX 029-282-5996

〒305-0801
茨城県つくば市大穂1-1
文部科学省高エネルギー加速器研究機構
大型ハドロン計画推進室
TEL 0298-64-5260
FAX 0298-64-5258

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