− 世界最高性能の中性子集光スーパーミラーデバイスの製作技術を確立 −
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物性研究に中性子を利用する場合、高強度の中性子が得られると極めて有効になるが、中性子ビームを集めるための高性能な中性子集光デバイスが必要とされる。今回、楕円面スーパーミラーを製作する技術を確立し、計測サンプルの表面における中性子の照射密度を従来の50倍以上に増加させることに成功した。 (7/22プレス発表)
(本研究は、独立行政法人科学技術振興機構 (JST) の先端計測分析技術・機器開発事業要素開発プログラムのもと大阪大学との共同研究で実施された。) |
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●震災による物質・生命科学実験施設 (MLF) の実験停止と緊急対応について |
東日本大震災により、中性子やミュオンを利用した研究を行うMLFは大きな被害を受け、施設利用実験を停止している。しかし、今年度上期に予定していた実験課題208件のうち42件について、国内外の研究施設の支援・協力により、それぞれの施設を利用して実験を行うことが可能になった。さらに他の施設からも協力の打診があり、施設利用実験者に対する支援の輪が広がっている。 (6/17プレス発表)
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7月20日、中性子産業利用推進協議会の、平成22年度の研究成果報告会が東京で開催された。永宮正治J-PARCセンター長からJ-PARCの現状説明、続く、成果報告では「中性子による超電導線材の高度化研究」など、中性子ビームのパルス化、高強度化に伴って大きな研究進展が見られた5件の実験成果についての報告が行われた。
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●被災状況の調査と復旧 |
インフラ (電気、水設備) の復旧、加速器トンネル漏水個所の修復が進む。50GeVシンクロトロンでは電磁石の位置測量の結果、最大約20mmの横ズレ変位を確認、全電磁石のアライメント (位置合わせ) のやり直しを行うことを決定。
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