■ 大強度陽子加速器計画月報3月号より       (2002/3) 

●国際アドバイザリー委員会
 3月5、6日、東京本部にてJ.White教授(豪州国立大学)を議長とした、第1回の委員会が開催された。 委員は、国内3名、外国10名で構成され、永宮プロジェクトディレクター他が、資金や全体計画及び加速器や各実験施設計画等に関した説明を行なった。 ユーザーとの関わり合い、国際協力の進め方等に関する質疑がなされた。
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●茨城県科学技術シンポジウム
 20日、県が策定を進める「サイエンスフロンティア21構想」の最終段階として開催され、講演とパネルディスカッションを通して意見交換がなされた。 続いて25日に同構想の最終報告書がまとめられ、企業向けのサービス窓口「産業利用促進センター」(仮称)の整備など計八つの施策が提言された。

●電磁石試験用冷却装置
 3GeVシンクロトロンの試作電磁石磁場測定試験等を原研で実施するため、HENDEL棟に電磁石冷却装置等を整備した。
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●物理学会シンポジウム 『大強度陽子加速器プロジェクト』
 立命館大学びわこ・くさつキャンパスで開かれた日本物理学会年次大会において標記の全分科全領域シンポジウムが25日に開催された。 400名以上の物理研究者の参加があり、本計画の概要に関する講演に引続き、各分野の幅広い研究者からこの施設で期待される研究についての発表と活発な議論が行われた。 また、運営体制に関しても、各分野の研究者から積極的な発言が多数出された。
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●施設模型が完成
 施設全体、リニアック、3GeVシンクロトロン、物質生命科学実験施設の模型を製作した。陽子ビーム、中性子ビームライン等を発光ダイオードで表した。
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●貴重植物保護対策委員会
 植物専門家の鈴木氏(村環境審議会委員長 他を就任)を委員長として、建設予定地に植生する貴重植物、オオウメガサソウ、スカシユリ等の移植作業が進められた。

●電磁波測定、飛砂調査
 建設予定地周辺の東海研敷地内で現状の電磁波測定を実施した。測定は(財団法人)テレコムエンジニアリングセンター。 また、当計画に関わる森林伐採による飛砂の影響及び対策に関する研究を実施した。調査は、森林総合研究所。
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